「京の着倒れ大阪の食い倒れ」と言うように、都人は着物のためなら金に厭目をつけない。それでいてお金がかかっていることを表に出さないのは、京都ならではの奥ゆかしさだ。西陣織の特色のひとつである豪奢さ(見えないところにまでお金をかけて大変豪華で派手な様子)は、着物を愛してやまない都人が考案したと言っても過言ではなかろう。今回は、そんな西陣織に欠かすことのできない金糸・平箔の製造販売を行う中嶋由商店を訪れた。